メモ

最近色々なところで話題になってた(ような気がする)、「『的を得た』は間違いではない」という指摘。


http://www.ne.jp/asahi/wh/class/oubunsha.html
http://d.hatena.ne.jp/sosu/20040208
http://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2006/03/__51fb.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1052648 (ついで)


一般的に流布している説
「的を射た」+「当を得た」→「的を得た」
中谷氏の説
「正鵠を得た」→「的を得た」→「的を射た」
……ということで良いのかな? 「正鵠」が「的」に変わったとする根拠が示されてないけど。


googleで調べると「的を得た」のほうが圧倒的に使われているようだけど……。つか、6年前の時点で既に……
http://www.andrometec.com/maeda/dm20000105.htm
http://www1.rsp.fukuoka-u.ac.jp/kototoi/1999_12.html#170go
いつ頃から、何を根拠に、「『的を得た』は『的を射た』の誤用である」ということが言われるようになったんだろう? そもそも両者がいつ頃から使われ始めたのかがわからないとなんとも言えないよなぁ。


……ということは実はどうでも良くて、


どちらがより良い表現にせよ、こうしてけちがついた以上は、「的を得た」「的を射た」はもちろん「正鵠を得た」も「当を得た」も使いにくくなるなぁ。「独擅場」「役不足」「一所懸命」……日本語について知れば知るほど、自由が失われていく。
……まあ、「日本語はもっと自由でいい」とも思っていて、小中学生とか(自分とは分野の違う)オタクとかの「精読しても何が書いてあるのか半分も理解できない」文章を読むとワクワクするけど……。


……ということも実はどうでも良くて、


http://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2006/03/__51fb.html のコメント欄より

戦争中は、階級が同じ者同士では、互いに 「貴様」 と呼び合っていたようで、ウチの父も、予科練時代の戦友とは、今でも 「貴様」 と呼び合ってますね。

サンバルカンで大鷲と飛羽が「貴様」って呼び合ってるのが、なんかいいなぁ……と。