銀色の髪のアギト

仕事に行く前に渋谷に寄って観てきた。客の8割ぐらいが女性で驚いた。
以下ネタバレを含むのでご注意ください(ストーリーのネタバレは可能な限り避けるけど)。


キャラクター設定、世界設定、映像は良かった。3Dがちと強すぎる感じもしたけど。あと、テーマ曲がかなり良くて、思わずサントラを買ってしまった……。パンフレットと合わせて1600円で済むはずが、その3倍近く使うことになろうとは……。
メインどころのキャラクターの声は俳優ばかりなんだけど、結構違和感があった。下手というわけではないんだけど(もちろん本職のアニメ声優に比べれば技量は落ちるが)、そもそも声質が合ってないキャラが多い気がした。遠藤氏とか、あの渋くて落ち着いた声で28歳の青年はどうなんだろ(トレーラー見たときはナレーションか何かかと思ったのだが)。主人公の声に覇気が足りない気がしたけど、まあ15歳の少年ということで、こんなもんかなぁ。ヒロインは息の演技とか結構気を使っていたと思う。
メカがその凄さを見せる前に、より凄い力であっさり破壊されてガッカリ。それじゃあその凄い力がどのくらい凄いのかわからないじゃん。ラストである巨大な装置を止めるときも、その装置が大した活躍もしないうちに止めてしまうので、どの程度の危機だったのかがイマイチわかりにくい。
まあ、一部構成に疑問は感じるものの、全体的にはわりとスタンダードなボーイ・ミーツ・ガールものなので、軽い気持ちで見るには良いのではないかと。僕個人としては、世界設定といくつかの印象的な映像とでわりと満足でした。
ところで、ヒロインが工業都市に行くシーンが、妙にFFっぽく感じた。中立都市とか、自由に動き回れたらかなり楽しそう。ゲーム化はしないんですかね?